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漢方コラム

Column

  • #02 [膝]炎症や変形、痛みが生じるひざ関節の仕組み

ひざ関節の仕組みをご存知ですか?

 

>関節軟骨

関節にかかる圧力を分散させ、骨と骨の摩擦を減らし、 関節の動きをスムーズにします。 一度損傷したり磨耗した軟骨は元の状態には戻れません。 加齢や過度の負担で軟骨が磨耗すると表面の摩擦が大きくなり 磨耗物質の生成や「きしみ」がおきて、これらの刺激で炎症が起こり、痛みを感じるようになります。 (変形性ひざ関節症の初期)

 

>関節包(かんせつほう)

(ひざ)関節全体を取り囲んでいる袋の様なものです。

 

>関節液

関節包の内側の「滑膜(かつまく)」から分泌され、軟骨に栄養を与え、 関節がスムーズに動くのを助けます。 通常は1 ml ほどですが、 関節に炎症が起こると通常の何倍もの関節液が分泌され ひざ全体がパンパンに腫れて、ひざが曲げにくくなり、痛みを伴います。  病院で「ひざに水がたまっている」と言われる時の「水」がこの関節液のことです。 (正式にはこの状態を「関節水腫」といいます)  半月板や靱帯、骨などが損傷して出血するとひざに血がたまる事もあります。(関節血症) >半月板 上下の骨(大腿骨と脛骨)に挟まれ、外側と内側に1枚ずつある薄い軟骨で、 関節軟骨や骨を保護するクッションの働きをします。

 

>靭帯(じんたい)

関節包とともに前後左右から骨と骨をつなげ、「ひざ」を補強し安定させています。  ひざの関節には 前 ( ぜん ) 十字 ( じゅうじ ) 靱帯 ( じんたい ) 、 後 ( こう ) 十字 ( じゅうじ ) 靱帯 ( じんたい ) 、 内側 ( ないそく ) 側副靱帯 ( そくふくじんたい ) 、 外側 ( がいそく ) 側副靱帯 ( そくふくじんたい ) の4つの靱帯があり、 前後左右のずれや傾きを防いでいます。

 

>腱(けん)

筋肉と骨をつないでいる組織で、筋肉の収縮・弛緩を助けます。 漢方が効く「膝や足の痛みの主な病気」 漢方が効く「変形性ひざ関節症(変形性膝関節症)」 中高年に特に多く、ひざの痛みでお悩みの方の半分以上が、 この病気だとも言われています。 筋力の低下や軟骨の衰えで、ひざの関節の炎症や変形、痛みを生じます。

 

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