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- # 肺マック症(非結核生抗酸菌症)
肺マック症で長年お困りの女性(昭和18年生まれ)
平成31年2月の人間ドッグで呼吸器に陰影ありとの事で、同年6月に近くの病院で診察を受けると「両中肺野結節影」との診断でした。それからは抗生剤と痰切りのお薬を服用されていました。
しかし令和5年5月に親戚の仏事で遠方へ行かれた後に吐血され、それ以来無理をされると吐血する様になったとの事で、ご相談がありました。
病院での検査値、東洋医学的問診や舌診、その他の東洋医学的チェックを行い漢方薬(①免疫を上げる漢方薬 ②菌を除去する漢方薬)をお出ししました。服用されて2週間ほどですが…「咳や喉のイライラが少なくなり、痰の喉への絡みも和らぎ、痰の塊も少なくなって体を動かしても以前の様に咳が出なくなってきて、相談して良かったと子供たちとも話しています」との嬉しいお手紙を頂きました。まだまだ改善していくと思いますがひと安心でした。
肺マック症(非結核性抗酸菌症)の場合は、人から人には感染しないとされていますが、この患者様の様に抗菌薬での治療が難しい感染症で、その増加が近年問題となっています。
漢方薬を使用する場合は…①免疫を上げる漢方薬 ②菌を除去する漢方薬 ③傷んだ組織を修復する漢方薬 を使用することが多いです。
この患者さんの場合は、比較的改善が早い様ですので、ゆくゆくは咳や痰がなくなった時点で③の「傷んだ組織を修復する漢方薬」に切り替えていく予定です。※症状や効果効能には個人差があります。すべての人に同等の効果を保証するものではありませんので、ご了承ください。